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健診事業

 健診車が地域や職場に出向く巡回健診は、結核予防会の集団検診が始まりです。1940(昭和15)年、結核予防会大阪府支部の今村荒男がわが国初の健診車両を設計し、瞬く間にX線間接撮影装置を載せた健診車が全国に普及していきました。現在も、本・支部合わせおよそ900台の健診車が日本全国津々浦々を駆け巡っています。

 このように、結核健診をあまねく実施する中で、結核予防会は健診の技術・知識・経験に磨きをかけてきました。そして、国民の生活・文化・行動が発展・変化を遂げる中で、健診において単に病気を発見するだけでなく、病気を未然に防ぐという新たな役割にも応えるべく取り組んでいます。

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結核予防会の健診(特定健診・特定保健指導がスタート)

 結核が死亡原因のトップだった時代は遠ざかりましたが、社会が豊かになるにつれて何気ないいつもの生活習慣が深く関わる生活習慣病が台頭してきました。不規則な生活習慣や過食・運動不足による肥満が増え、その多くは高血糖、高血圧、脂質異常の動脈硬化リスクを併せ持っています。そのため、脳卒中や心筋梗塞など、脳血管・循環器疾患を発症する危険が増大しているのです。
 こうした時代の変化を背景に、当会創設から70年目の2008(平成20)年、新たな健診のしくみが始まりました。特定健診・保健指導は、心筋梗塞や脳卒中を予防するために、その大もとにあるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目して、生活習慣の改善を働きかけるものです。
 受診者は最初に腹囲の測定などを行い、血糖検査、脂質検査、血圧測定等の健診結果と喫煙習慣の有無から危険度により3階層に区分され、対象者には、特定保健指導が行われます。
 特定保健指導では、健康状態を自覚し、生活習慣の改善・健康保持を自主的・継続的に行うことができるよう、様々な働きかけやアドバイスを行います。結核予防会の特定保健指導は、全国300名の保健師を中心に、各連携保健指導機関のもとで展開しています。

 特定健診を受けた方全員が、生活習慣改善の必要性に応じて、

  ●情報提供(生活習慣の見直しに役立つリーフレットなどを配付)
  ●動機づけ支援(生活習慣改善の目標設定を専門家がアドバイス)
  ●積極的支援(設定した目標を達成できるように専門家が3〜6ヵ月サポート)
 この3つのうち、いずれかを受けることになります。


■その他の健診
 特定健診は、保健指導が必要な方を選び出すために実施され、「早期介入・行動変容」を目的とする健診といえます。一方、結核等の感染症やがん、労働衛生等に起因する健康障害のように疾病を「早期発見・早期治療」するために実施される健診もあります。
 結核予防会では、乳幼児期から高齢期に至るまで、市町村や保険者、事業主等の委託を受け種々の健診を実施するとともに、人間ドックやオプション検査等、個々のニーズにも適確にお応えしています。

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JATA健康ネットワーク事業の展開

 結核予防会では、2006(平成18)年10月、本・支部が連携して「JATA健康ネットワーク事業」を立ち上げました。これは、全国に従業員、被保険者・被扶養者がおられる企業や健康保険組合からのご要望にお応えして、地域にかかわらず、どこで受診していただいても、「判定値の統一」「データの一元管理」「検査価格の統一」「請求の一括処理」を実現するものです。
 JATA健康ネットワーク健診であれば、転勤・転居等で前年と健診機関が変わっても健診データがとぎれることなく経年的に健診結果を比べることができます。また、健診のみならず、全国どこでも均質な保健指導が実施できるように、高い支援スキルを持った専門家の養成に力をいれ、確実に結果の出せる保健指導を提供しています。

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